お箏は楽器経験がなくても弾けますか?

弾けます。箏の楽譜は、糸(弦)の名前が書かれ、書かれた糸を弾くと曲になるようにできています。初心者でも演奏しやすい楽器といえるでしょう。それに対し三絃(三味線)は、演奏者が音程をつくる楽器であるため難易度は高いといえます。

楽器を持っていませんが、お稽古を受けられますか?

はい。お箏、三味線は教室のものをお使いいただきますので、ご安心ください。
弦を弾くのに必要な、「爪」と呼ばれる道具がありますが、こちらはお買い求めいただくようになります。

子どもは何歳ぐらいから習えますか?

箏も三味線も、小学校低学年からできます。ただし、バイオリンのように子ども用の小さな楽器はなく、大人用と同じ楽器を使います。

中高年でも習えますか?

もちろん習っていただけます。和楽器に限りませんが、何かを始めるのに遅すぎるということはありません。ぜひ和楽器を演奏されたいという夢を叶えて現実にしてください。また、以前別の先生に習ったことがあるという方のお稽古も大歓迎です。

自分の楽器がなければ習えませんか?

お稽古は教室の楽器を使って行いますので、ご自分の楽器を持ち込む必要はありません。ただ、お稽古が進んできたら、ご自宅で練習するために楽器を持たれることをおすすめします。楽器店の紹介や楽器選びのお手伝いもいたします。

自分で揃える必要があるものは何ですか?

箏の場合、演奏時に右手の3本の指に着ける「爪」が必要です。5000円程です。ほかに数百円の楽譜を購入していただきます。三絃(三味線)の場合は、撥(ばち)はご自分用の物をご用意いただきます。

お稽古は和装で行うのでしょうか? 茶道のように作法があるのでしょうか?

お稽古は普段通りの洋服で、演奏会や発表会では着物で演奏します。特別な作法はありません。ただ、畳の上で正座で行うのが基本です(膝が痛いなど具合の悪い方は椅子に座って弾いていただくこともできます)。

入門したらずっと通い続けなければいけませんか?

人それぞれに生活や事情がありますので、通うペースや続け方もそれぞれです。習う方の意志を尊重します。無理のない習い方で、多くの方が日本の音楽に触れ、その魅力を感じていただけたらと願っています。